2012年 06月 30日 ( 3 )
1

明治頃の団扇
久しぶりにお店に来たら、お隣さんの野生の葡萄も実が大きくなっていて、去年よりも葡萄がなっている数がすごく多い。成長も去年より早い気がする。本当にすごいことになっている。お隣クイーンズホテルの井出さんは、葡萄の重みで店が崩れるんじゃないかと、少し思っているみたいだ。そのくらい今年はすごい。
先週、弘前、黒石、青森に「平日のこけし旅」に行ってきた。
カラッとした気持ちの良い天気、とっても広〜い空と一面の田んぼとリンゴ畑。
この話は長〜くなるので、また後日書くことにする。
帰ってきたら、東京の蒸し暑さがムワン。あ〜東京だ。いつもの東京だ。と思った。
それで、店の片付けをボチボチしていたら、団扇を発見。「あ〜あ〜、買ったな〜この団扇」とその時の状況を思い出した。
薄汚い団扇が数枚ビニール袋に入っていて、手に取ってみた。民藝的でもなく、石版のおもしろい絵でもなく、表面は適当な手描きの花に、裏面に木版の地味な絵が刷られている。この中途半端な団扇に、私は惹かれてた。適当ながら当時のささやかな楽しさが伺える気がする。

この団扇をわけてもらったおじさん曰く、「これね〜。内藤ルネさんが持っていた物なんだよね」産地はわからないが、内藤ルネさんのコレクションの一部らしい。ということは解った。

180−0003 武蔵野市吉祥寺南町3−32−2
☎0422−24−7212
ブログ http://tanishidou.exblog.jp/
古布古紙古道具 田螺堂(タニシ堂)
■
[PR]
▲
by tanishidou
| 2012-06-30 17:38
| 古紙

日本のデットストックの生地で洋服を作っている「エメラルドジャパンメイド」。
なんと田螺堂のイロハ縞手拭で、ブラウスを作ってしまった。
「エメラルドジャパンメイド」の洋服は、アバンギャルド?にかわいらしさが混ざった感じの洋服という私の印象。
そして、平面に置かれた状態と、人が着た状態の印象がまったく異なる。
平面においてある時は、洋服の絵を描いたそのままの感じの印象。
着てみると、綺麗に布が嫌みなく、着た人の体にフィットする。
量産で着た時の美しさを考えていない洋服がたくさん出回っている中で、「エメラルドジャパンメイド」は、着た時にどんな感じに見えるのか、着た人を素敵に見せようと、いろいろこだわりのある腕の良い洋服屋さんではないかと私は思う。
「縞の手拭で服をつくりたいな」と言われて、どうなるのか想像が全くつかなかった。
出来上がったブラウスが「エメラルドジャパンメイド」ブログに載っている。
ただの手拭が、想像以上の素敵な物になっている。驚いた!!
なんか、うれしい!
6/29、30、7/1と代々木上原のギャラリーで展示販売している。
興味のある方、行ってみて下さい。
「エメラルドジャパンメイド」のブログ http://emerald317.exblog.jp/
ギャラリーhakoのHP http://hakogallery.jp/event/
■
[PR]
▲
by tanishidou
| 2012-06-30 16:12

『手拭といつもの器』
6/30(土)〜 7/9(月)12時〜19時まで
今日から西荻窪のギャラリーカドッコで『手拭といつもの器』が始まった。
我が田螺堂も器の部分で参加しているのだ。
明治大正昭和初期の印判、染付けのお皿や茶碗で、日常使いに手荒に使えるモノを数々ご用意。
手荒に使えるだけでなく、柄も楽しめ、夏野菜に相性が良い色合いや柄のお皿を揃えてみたのだ。
古いお皿では、ベビヰドヲルさん、とりとりさんも参加。
西荻の個性派の古道具屋のモノが並んでいるのだ。
一つ一つ手に取って触って、自分に合うモノを見つけて下さい。
他、いろいろな地方の方が作った手拭いが、並んでいる。
これまた個性派揃い。
手拭の型紙も展示している。
手拭の出来るまでを、カドッコのふみちゃんが、親切に説明をしてくれるので、興味の有る方は聞いてみるのも良し。
夏の日常の小物を探しに西荻散歩も良いと思うよ。
お問い合わせ
ギャラリーカドッコ http://cadocco.jimdo.com/links/
■
[PR]
▲
by tanishidou
| 2012-06-30 15:31
1