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by tanishidou

津軽こぎん刺し 

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東こぎん 野良着 明治〜大正頃 麻と木綿

 左胸の一部分だけが、柄がはっきりと残っているこの野良着。
その他の刺してある部分は、柄がわからない程に糸で刺してある。
二重刺し または アバ刺し と言うらしい。
アバ とは年老いた人のことで、二重刺し、アバ刺しとは、一度刺した刺し子の上に、生地が弱くなった為、またその上から改めて刺し子をしたもの。

この野良着は、若き日々から年老いるまでの一人の人生が詰まっている。と思う。
一部分だけが二重刺しをしていない所は、若き日々の思い出が詰まっているのかもしれません。
はたまた小さなオシャレなのかな。

十人十色いろんなことを思うことが出来る、一着の野良着だと思う。
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by tanishidou | 2012-03-15 17:03 | 古布